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西の風新聞

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1988年創刊。東京都西多摩8市町村(青梅市、あきる野市、羽村市、福生市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村)を取材エリアとするタブロイド版の地域新聞です。毎週木曜日発行。※記事内のデータは全て取材時のものです

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頭痛、味覚嗅覚障害ホテルで宿泊療養 【投稿】新型コロナ感染体験記

2020年12月3日

頭痛、味覚嗅覚障害ホテルで宿泊療養【投稿】新型コロナ感染体験記 新型コロナに感染した西多摩在住の代女性から体験記の投稿がありました。著者の了承を得て編集した内容を掲載します。月初旬、新型コロナに感染し、東京都が指定する稲城市の宿泊施設で宿泊療養を体験した。感染が判明するまでの生活を何度も振り返ってみたが、どこでどのように感染したのか心当たりがない。基本的な感染対策は徹底していたつもりだ。それなのにかかってしまった。 全国的に感染者が急増する今、これまで感染者の少なかった西多摩でも、私のように心当たりのないまま感染しているケースが増えてくるのではないかと思う。万が一、感染が分かった際の参考になればと筆を執った。突然、味がしない 異変は突然やってきた。日曜、家族で昼食を食べていた時のこと。デザートのアイスの味がしない。食事の味まではわかったのに。そういえば、数日前から鼻が詰まっていたっけ。頭痛のする日もあったか。でも熱はないし、多少の体の不調は仕事の忙しさから来るものだと思い込み、大して気に留めていなかった。夕食時、今度は食事の味が分からない。「もしや?」という不安が頭をもたげた。 熱はなくても…翌朝。ひどく頭が痛い。体もだるく、なかなか起き上がれない。しかし熱は・8℃で高くはない。「疲れているだけ」と自分に言い聞かせ、何とか布団を出て家族の弁当を作り、自分も職場へ。 昼ごろになっても体調は一向に改善しないため、早めに仕事を切り上げ、PCR検査を実施している近所の病院を受診。結果は早くて翌日、遅くとも翌々日には出ると告げられ帰宅する。熱は・9℃で、やはりそれほど高くない。 検査から2日目の朝、病院から電話で「残念ながら陽性でした」との報告。まさか!という気持ちのまま職場や家族に連絡。直後に保健所から電話がかかる。 なんと、発症は1週間前保健所の担当者から現在の症状と、検査以前に何らかの症状はなかったか問われる。「1週間ほど前に喉が痛い日があった。少し咳も出た」と伝え、「熱はなく、翌日か翌々日には改善した」と付け加えたが、「では、喉が痛くなった日が発症日です」ということになった。味覚がなくなった3日前ではなく、1週間前だ。 次に感染経路を探るため発症日からさかのぼって2週間の行動を細かく聞かれた。同時にウイルスの感染力が強いとされる発症日の2、3日前のことをよく思い出してほしいとも言われる。出かけた場所や会食した人、通勤の頻度や職場での滞在時間、デスクの配置などを問われるままに伝えた。外回りの多い仕事だが、マスクをつけ、会話の際は距離を保ち、短時間で引き揚げるようにしていたため、仕事がらみの濃厚接触者はいなかった。だが1組だけ、問題の期間に一緒に食事をした家族がいた。 濃厚接触者に指定されると、たとえ検査で陰性の結果が出ても、自分と最後に接触した日から2週間、自宅待機を強いられる。名前を言うべきか、迷った。相手への影響を想像し、黙っていようかとも思った。が、万が一感染を広めてしまったら…という不安が勝り、白状した(実際こういう気分だった)。 稲城市のホテルへ肺機能に症状が出ていない私は軽症者とみなされ、しばらく都が指定する宿泊施設で療養することになった。近くを希望したが、「一番近くて府中(実際には稲城市)、空室の状況によってはもっと遠くになります」とのこと。東京都福祉保健局のウェブサイトで確認すると月日現在、9つのホテルが受け入れ協力していることがわかる。確かに稲城を除く8カ所は区部のホテルだった。受け入れ先が決まると、送迎委託業者が自宅前まで車で迎えに来てくれる。私はレンタカーの黒いワゴン車で稲城のホテルへ運ばれた。 揚げ物の多い弁当あてがわれたのは ベッド、机、テレビ、ユニットバスなどを完備した個室。部屋に入るとすぐに事務局から電話があり、療養中の生活について説明を受ける。7時の館内放送で起床し、パルスオキシメーターで動脈に含まれる酸素の飽和度と、体温を測る。食事は8時、時、 時の3回。食事時に1階ロビーに弁当を取りに行く以外は原則部屋を出てはならないなどと告げられる。 療養中は毎朝1回、看護師から部屋に電話が入り、体温や症状についての健康チェックがある。私は頭痛と倦怠感、吐き気が持続し、味覚と嗅覚もないままだった。ホテルでは医師の診察が受けられないため薬を処方してもらえない。頭痛がひどい場合は薬を持参するよう言われていたので滞在中、持参した鎮痛剤を数回飲んだ。 配給の弁当は毎回、揚げ物中心のボリューミーな内容で、食欲の落ちた身には辛かった。部屋に窓があり、外の景色が見られるのが幸いだった。とはいえ常に眠くて滞在中のほどんどをベッドの上で過ごしたので、どんな部屋でも意外と快適と感じたかもしれない。 退所後の検査は不要睡眠療養の効果は大 きく、入所から数日で頭痛などの症状が改善したため、予定通り発症日から日後に退所できた。帰りは電車で移動した。 その後、PCR検査は受けていない。発症日から日経過すればウイルスが感染力を失うとされているためだ。「仮に陽性が出ても、それはウイルスの残骸のようなもので感染力はない」と保健所からも「受けなくていい」と言われていた。 同居の家族や濃厚接触者の友人一家、念のため検査を受けてもらった職場の人は全員、陰性であることが入所中にわかり、実に不幸中の幸いだった。 誰もがかかり得る 自分のように熱はなく、普段の風邪のような症状でも新型コロナに感染している人はいるだろう。私としても、味覚嗅覚に障害が出なければPCR検査は受けずにやり過ごしたと思う(味覚嗅覚の後遺症は感染から約1カ月続いた)。 知らないうちに感染し、その認識のない人が感染を広めてしまっているのが現状だろう。感染対策と体調の変化に十分気を配り、自分の体力を過信しないこと。体調に何らかの異変を感じたらすぐに検査する。マスク着用、手の消毒など自分のための感染対策は、他の人に感染させない対策でもある。 一方で、十分注意していてもコロナにかかる時はかかるということも実感した。それでも気軽に「かかった」と言い出せない雰囲気が世の中にある。コロナ差別をなくすには、まず自分が実名で投稿すべきと思いつつ、ついに勇気が出なかった。

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