奥多摩 桐の羽子板で正月飾り きりぷろのワークショップ

製作した羽子板の正月飾り

「ワークショップ・キリキリ国お正月飾りをつくる祭り」が奥多摩町川井の奥多摩日本語学校内にある「おくたま森の工作室」で12日に開催された。親子連れなど約20人が参加し、桐の羽子板にデコレーションし正月飾りを作った。

今回で4回目となるワークショップを開催したのは「桐を暮らしにプロジェクト」の丸谷晴道さん(同町海澤)。住民による町づくり活動を支援する「奥多摩まちづくり推進事業」に応募し、今年7月から「kiripro(きりぷろ)」をスタートさせた。

初回は桐についての勉強会、2回目は木工作家の羽尾芳郎さん(同町丹三郎)を招き、下駄作り体験を行なった。3回目は桐集成材の家具も製作するサカモト(飯能市)の工場見学をした。次回は1月23日に「奥多摩の林業を知る祭り」を開催予定。

丸谷さんは「桐のことを知ってもらうだけでなく、木や山のことを考えるきっかけになってほしい。桐は奥多摩の新しい産業になる可能性を秘めている。今後は町内で植樹も実施していきたい」という。(鋤柄)