羽村駅そばの直売所ベジ・ベジ 市内産のサツマイモを使った焼芋販売

地場産の焼き芋。じっくりと焼くので甘みが凝縮されている

羽村駅そばのJAにしたま自然派やさい直売所ベジ・ベジ(羽村市五ノ神)が、羽村市産のサツマイモを使った焼き芋の販売を始めた。

1㌘当たり1円(税込)の量り売り。ホクホク、しっとりとした食感に仕上がるよう、今年3月に導入した卓上の焼き芋機で約1時間かけてゆっくり焼き上げる。

サツマイモは同市の農家、石田武尚さん(61)が栽培した「ベニハルカ」と「安納芋」の2種類をメインに使う。石田さんは今年4月に親の跡を継いで就農し、本格的にサツマイモ栽培を始めた。施肥設計から収穫調整まで、JAの営農指導員からアドバイスを受け、約1500平方㍍の畑で10種類のサツマイモを栽培する。「就農したばかりで生産技術も分からない中、熱心に指導してもらい、収穫にこぎつけることができた。大口の売り先が無い中で、サツマイモを使ってもらえるのはありがたい。JAが販売に熱心に取り組んでくれるので、こちらもやる気が出る。地場産のサツマイモのおいしさを多くの人に伝えて欲しい」と石田さん。

営農経済部経済課の小林禎課長は「地場産のPRになるので、多くの人に食べていただき、心も体も温まってもらえれば」と意気込みを語る。(宮前)