第5回激辛フェスが28日まで、羽村市内の27飲食店で開かれている。コロナ禍でイベントが中止になる中、打撃を受ける飲食店を応援する企画。同市商工会青年部と同市農業後継者クラブが連携し「羽村産トウガラシ」を使った激辛料理を各店が提供する。全店舗持ち帰りができ、スタンプラリーも行っている。

若鶏の唐揚げ激辛ソース

旬菜彩房・空楽

激辛ソースをかけた唐揚げ

小作駅前の旬菜彩房・空楽(伊藤巧オーナーシェフ)の激辛メニューは、若鶏の唐揚げ激辛ソース(680円税抜)。人気の唐揚げは、通常からチリソースをかけたピリ辛料理を提供しているが、期間限定でソースにハバネロを加え激辛にした。伊藤さんは同市商工会青年部の副部長で、激辛フェスの企画に最初から携わっている。「毎年、唐揚げと決めて出品していますが、味は少しずつ改良しています。羽村産のトウガラシを生で使うことで、市販のトウガラシにはない深みが加わった」と話す。

「辛すぎて食べられない」というお客は少ない。「辛さは人によって感じ方が違いますが、辛さを追及した料理ではありません。うまくて辛いを目指しています」とも。

店は昼はランチ、夜は和食を中心とした居酒屋で9年目になる。「どの料理にもひと手間かけ、ワンランク上のおもてなしができる居酒屋を目標にしています」と話した。

「羽村市全体でフェスを盛り上げたい」と話す伊藤さん

営業時間は11時~15時、16時~20時(19時ラストオーダー)。土・日曜は夜のみの営業。問い合わせは042(578)3295まで。(山石)

から~いペペロンチーノ

イタリアンレストランクレッシェレ

イタリアのトウガラシが効いたペペロンチーノ

羽村駅東口徒歩2分のイタリアンレストラン、クレッシェレ(清水和久店長)のメニューは、「激辛アーリオオーリオペペロンチーノ」(1200円税抜)。

アーリオはニンニク、オーリオはオリーブ油、ペペロンチーノはトウガラシの意味で、ニンニクの効いたシンプルなパスタ料理だ。羽村産のトウガラシを使っているが、メインの辛さはイタリア産の乾燥トウガラシから出している。「トウガラシの量を増やして辛くしていくのではなく、じっくりと炒めることで辛さを引き出しています。かなり辛いですよ」と清水さんは話した。

羽村駅すぐの店舗

店は2008年にオープン。洋食一筋でやってきた清水さんが腕を振るう。ランチと、夜はワインなどの酒類とおつまみ、ピザや一品料理が味わえる。ペペロンチーノは人気の定番パスタだが、期間限定で激辛版を加えた。テイクアウト料理もそろう。

営業時間は11時30分~14時30分、18時~20時。日曜定休。問い合わせは042(578)3368まで。(山石)