奥多摩駅 旅館で古本喫茶 4月24日にオープン

廃棄されるリンゴ箱を活用した本棚

奥多摩駅から徒歩3分の場所にある旅館玉翠荘の地下3階で、古本喫茶「おくたま文庫」が24日にオープンする。1949年創業の趣ある旅館に併設されていた元スナックを再活用した店内は、昭和レトロな雰囲気。ベトナムサンドウィッチのバインミー(680円)などの軽食やコーヒー(450円)をはじめ、大の日本酒好きだという店主の岡村ひろみさん(42、入間市)がセレクトした季節の純米酒も提供する。

スナックの内装を活かした店内と岡村さん

岡村さんが好んで読む伝記やエッセイ集から小説、絵本まで、幅広いジャンルの本が集められている。気に入った本があればその場で購入もできる。ウェブショップでの販売準備も進めている。

古本をネット販売する会社で働く岡村さんは、市場過多などを理由に、状態が良くても廃棄されてしまう本を有効に活用することができないかと考えていた。4年前にカヤックやトレッキングを体験するため奥多摩を訪れた際、数馬峡橋(同町白丸)から見える景色に心を奪われ、奥多摩で何かできないかと考えるようになった。その後、頻繁に奥多摩を訪れるようになり、地元の人との交流が始まった。旅館の元スナックが遊休スペースになっているという情報を聞き、旅館のオーナー前田悦男さんと話し合いを重ね、3年の構想期間を経てオープンすることになった。

「本が好きだということはもちろんありますが、それ以上に人が好きなんです」と岡村。この場所をきっかけに、多くの人が関わり合い、新しい仕事や、関係が生まれるような場所になってほしいと話す。

営業時間は毎週土曜の10時30分〜17時。(鋤柄)