吉川英治記念館×文豪とアルケミスト ゲームキャラクターパネル展示

等身大パネルはロビー正面に4体が並ぶ

吉川英治記念館(青梅市柚木町)では夏季展示「青梅市吉川英治記念館×文豪とアルケミスト〜吉川英治と市所蔵直筆資料展〜」を10月3日まで開催している。現代とは別の歴史を歩んだ日本を舞台に、かつて活躍した文豪を転生させて戦うDMM GAMES配信のゲーム「文豪とアルケミスト」とコラボし、ゲームに登場する吉川英治、親交のあった菊池寛、川端康成、室生犀星の等身大パネルが展示。

企画展は親交のあった作家間でやり取りされた手紙や、「朝の来ない夜はない」などゲーム中のセリフの原典と思われる資料を展示。直筆の資料を多く展示しており、筆跡や言葉遣いから当時の文豪たちの人柄をうかがうことができる。

信用中央金庫が実施する事業「SCBふるさと応援団」に同市の「吉川英治記念館を核とした戦略的地域活性化事業」が寄付対象事業として選定されたことから、集客や新たなファンの獲得につなげ、地域の活性化を図ることを目的とした取り組みの一つ。

企画を進めた市教委文化課の高野剛志さんは「これまで来たことが無い人にぜひ来てほしくて企画しました。展示だけでなく母屋や庭園から作家の息吹を感じてもらえると思います」と話した。

入場特典のしおりと、記念館限定の根付、ノート各700円。コラボグッズを含め2000円以上購入でロゴを印刷した青梅せんべいがもらえる

観覧料大人500円、小・中学生200円。10時〜17時開館(入館16時30分まで)。月曜休館。(藤野)