子どもに宇宙への夢を CFで宇宙探査機の模型を展示
星空観測会をはじめとする科学系イベントの企画、運営を行う、まると(福生市熊川、深津高貴代表)が、西多摩の子どもたちに宇宙開発の奥深さ、面白さを伝えたいと、宇宙探査機「はやぶさ2」の実物大模型の展示を行うため、クラウドファンディングで支援者を募っている。
計画では9月18日、19日に昭島市の教育福祉総合センター「アキシマエンシス」と、福生市内7つの小中学校で巡回展示を行う。会場で「はやぶさ」の広報担当者をはじめ、豊富な知識を持つ解説員が模型を動かしながら説明する。
模型は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の協力のもと、探査機やロケットの燃料を製造する企業があり、宇宙開発との縁が深い愛知県武豊町の町民らによって作られた。色の再現度が高く細部のパーツまで動くことから、日本一精巧な模型とされ、日本科学未来館などでの展示実績がある。
目標金額は50万円に設定。1000円から2万円のコースで、返礼品は、探査機の解説動画が収録されたDVDや、「はやぶさ2」が着陸した小惑星「リュウグウ」の模型など。集まった資金は、主に模型の運搬費として使われる。9月10日まで支援を受け付けている。深津代表は「科学の面白さを伝えたい。本物さながらの模型から、宇宙への夢を感じてほしい」と話した。