奥多摩町 間伐材を有効活用 地域通貨で買い取り

奥多摩町は、町内の山林で伐採したスギ、ヒノキの間伐材(長さ2㍍以上)を独自に買い取っている。山主の場合は1立方㍍あたり現金3000円と、3000円相当の地域通貨「奥」の計6000円相当で買い取る。山林ボランテァアが山主の依頼を受け、持ち込む場合は4500円相当の「奥」と交換。通常より安い価格だが、小径木や、節が多いなどを理由から市場に出せない間伐材も受け入れてくれる。

森林再生事業の一環として2014年に開始。買い取られた間伐材は、チップボイラー用の燃料などに活用される。

「奥」は町内取扱加盟店33店舗で利用可。山林に放置されている間伐材を有効に活用するだけではなく、地域通貨利用による地域振興を図る狙いもある。

買い取りには事前登録が必要。同町森林組合事務所下の集積場まで運搬できること、運転資格がある人は、木材搬出機器および、クレーン付きトラックの貸し出しもする。

問い合わせは0428(83)2295観光産業課まで。