あきる野市 大悲願寺 白萩まもなく見ごろ 足を延ばしてお砂踏

白萩に誘われて八十八カ所巡りへ

あきる野市横沢の大悲願寺で、伊達政宗ゆかりの白萩が間もなく見ごろを迎える。山門をくぐり、白萩に誘われて行くと、お砂踏霊場に通じる。白萩を見がてら八十八カ所を巡ってみるのもいい。

「お砂踏み」とは、四国八十八カ所の札所の砂を踏めば、実際にお遍路をしたのと同じ御利益があるとされる風習。「大悲願寺お砂踏霊場」は1999年、札所の土砂を各本尊の下に安置して開設された。

本尊脇には1体ごとに仏様と参拝者をつなぐ言葉「真言」を記したプレートが立つ。本尊に手を合わせ、さらに真言を唱えるのが参拝の作法。やってみると、不思議と心が落ち着く。(伊藤)