あきる野市に自動車教習所 コース整備へ  今秋開校予定

コースのイメージ図
コースのイメージ図

 指定自動車教習所(公認教習所)「スマートドライバースクール東京多摩」が今秋、あきる野市瀬戸岡に開校を予定する。20日、関係者ら30人ほどが参加して当該地で地鎮祭を行い、コース整備の安全を祈願した。

 事業主は岡山県を中心に全国27カ所で公認教習所を運営するウエストジャパン興業(本社・岡山市、吉村充司社長)。現在、東京都大島町で運営する教習所の都内移転先として、菅生学園所有の約5000坪の土地を先月取得。教習コースの整備に取り掛かる。  

地鎮祭でお神酒を分かち合う関係者ら
地鎮祭でお神酒を分かち合う関係者ら

 地鎮祭で菅生学園の島田幸成理事長は「ここは学園がグラウンドとして整備した土地。ここに自動車学校を作ることは地域の皆さま方の役に立つし、学園の生徒たちも通うかもしれない。完成を心待ちにしている」と、土地の譲渡先として同社は申し分ない相手だと教習所開設を歓迎した。

 吉村社長は「少子化や若者の車離れなどが言われる時代だが、私自身、車は人の人生を豊かに、幸せにするものだと思っている。若者だけでなく高齢者にとっても、今後の交通安全を保つうえで自動車学校はなくてはならないという自負のもとに運営している」と理念を語り、地元関係者らに事業への理解と協力を求めた。(伊藤)