青梅 西分神社で八百万の神々~神楽面の世界 神楽や囃子の面200点を展示

神楽の最後にのみ用いられる天狗面を手にする山崎代表

神社に奉納する神楽、祭りで神輿を盛り上げる囃子で使う木彫りの面を展示する「八百万の神々~神楽面の世界」が、30、31両日、青梅市西分町の西分神社社務所2階で開かれる。面囃睦(山崎喜助代表)が収集した面約200点が展示される。

展示予定の面の一部

市内の囃子連に携わる有志8人でつくるグループで、囃子を音楽として楽しむ演奏活動のほか、年代物の面を集めている。半数以上が明治時代の能面師羽生光長の作品で、制作から100年以上経過しているものが多いという。因幡の白兎や八岐大蛇など囃子では珍しい面の展示もある。

コロナ禍で全地域的に祭りが2年ほど開催できていないため、少しでも気分が上がるイベントをと計画した。2018年にも実施したが、一般公開の展示は初めて。「地域の人に見にきてもらえたらうれしい」と山崎代表は話す。

入場無料(賽銭箱あり)。10時~30日は16時、31日は17時まで。31日は祭礼用品の展示も。問い合わせは090(1554)0361山崎代表まで。(藤野)