放課後にさまざまな体験 チャレンジおくたま 地域の大人と楽しく交流

完成した小物入れを見せる児童

放課後子ども教室「チャレンジおくたま」が10日、奥多摩町立古里小学校で開かれた。1~6年の希望者35人が参加。町内で活動する押し花クラブ「小さな花の会」(島崎ツル子代表)の会員らの指導で小物入れを作った。

児童らは13時30分から2時間、開放された図書室にそれぞれ好きな時間に集まり、5分ほどで完成する押し花を体験。1年男子児童は「難しかったけど楽しかった。お母さんにプレゼントしたい」と話した。

同事業は地域の大人の協力を得て放課後や週末に学校等を活用し、地域住民との交流を図りながら、さまざまな体験をすることが目的。国が2004年度~06年度に実施した「地域子ども教室推進事業」の一環として始まった。

同町では引き続き事業を実施し、09年に「チャレンジおくたま」に名前を変更。現在は下校時間の早い水曜に、同校と同町立氷川小学校で、木工、絵手紙、水墨画、折り紙、雛人形制作、将棋などの体験教室を年30回程度開催している。

同事業運営委員会の新島勲会長(81)は「20年近く続けてきた事業。子どもたちが飽きないよう毎回内容を考えるのは大変だが、私自身の勉強にもなる。今後も続けていきたい」と意欲を示した。(鋤柄)