福生 大多摩ハム 創業90周年前にクラウドファンディング

大多摩ハム小林商会(福生市福生、石川彌八郎社長)は、来年創業90周年を迎えるにあたり、12月29日までクラウドファンディングを実施する。

市場の多くを大量生産された日本式のハムやソーセージが占める中、同社で創業当時から続くドイツ式伝統製法のハムやソーセージを広め、今後も継承していくために企画した。

日本の本格的なハム製造は、ドイツ人マイスターのアーグスト・ローマイヤー氏が1921年に開始した。同氏に弟子入りしたのが同社創業者の小林榮次さんで、32年に独立して大多摩ハムを創業した。以来、最低限の添加物しか使わないドイツ式伝統製法を職人が受け継いでいる。

寄付額は1000円〜5万円。返礼品は、クラウドファンディング限定で製造する「直火式ポークソーセージ」や同社直売店・レストランで使用できるお食事・お買い物券など。