悩みを聞かせて 東京多摩いのちの電話
認定NPO法人東京多摩いのちの電話(国分寺市)ではコロナ禍の不安な思いに相談員が電話で寄り添う。
同団体は140人の相談員が毎日交代で電話を受けている。利用者は50代以上が半分以上を占める。何らかの事情で失職、居場所を失ってしまった人、支援を求めた際の事務的な対応に傷ついた人などさまざま。相談員は緊急性の高いものに関しては何らかの提案をすることはあるが、基本的には「傾聴」に徹する。
同団体広報担当者は若年層の死亡理由1位が自殺であることを挙げ、「閉塞感のある時代にあって、昔とは苦労の質が違うと思う。誰かに話を聞いてもらいたい人はいつでも電話してほしい」と話した。
電話の受付時間は毎日10時〜21時。042(327)4343まで。(藤野)