瑞穂町 K-BLOOD produce studio. 18人のクリエーターがブース アメリカテーマに出店

ピンスト、イラストを手掛けるBLUE CORNのブース

 アメリカをテーマに複数のクリエーターがブースを構え販売するショップK-BLOOD produce studio.が昨年5月、瑞穂町長岡の工業団地内にオープンした。ピンストライプ、レーザー加工、アメリカ雑貨などの分野で18人がブースを担当している。

アメリカンな空間に集う出店者ら

 ショップの代表を務めるのは、自らもアメ車とハーレーが大好きという津田健吾さん(53、あきる野市留原)。長男の将人さん(26、同)が運営を手掛ける。健吾さんは10代のころから車やバイクに手を加え、「1点もの」に仕立てる楽しさを味わってきた。気づけば周囲にはカスタマイズに必要な技術を持った仲間が集まっていた。

 「この人たちが作ったものをアピールできる空間を作りたい」。仲間の一人で板金・塗装工場を営む㈲ストラットの中村聡一朗さんに同社がタイヤ置き場に使っていたフロアを借り、店を開いた。

将人さんがデザインしたマスコットキャラが店の目印

 建物の3階にある店は外観からは少し分かりづらいが、看板を頼りに階段を上ると、いきなりアメリカンな空間が現れる。カウンターや内装の一部にアメリカ古材を使った店内には、カスタムペイントされたヘルメットやカスタムミニカーなど個性的な作品が所狭しと並ぶ。作風を見て車やハーレーのカスタムを依頼することもできる。

 「よその店にないもの」にこだわってセレクトしたアメリカ雑貨や古着などもあり、車に興味のない人でも楽しめる。

 健吾さんは「出店する皆さんには本業があり、多くは副業で取り組む分野だが、中にはイベント専門で販売してきた人もいる。コロナ禍で発表や販売の機会を失ったクリエーターを応援する気持ちもあって店を始めた。1000円以下の雑貨もあるので気軽に立ち寄ってほしい」と話す。

 営業時間は13時〜18時。月曜・木曜定休。詳細はインスタグラム(@beanshouse_co)を参照。(伊藤)