日の出町 大多摩うまいもの館みやび工房 まな板を削り直す

巨大カンナ「超仕上げ」と伊藤社長

 日の出町大久野の「大多摩うまいもの館みやび工房」では、まな板の削り直しを受け付けている。自社で製造販売したイチョウのまな板は無料、他社製品も660円で受け付ける。

 まな板は長く使うと中央が削れてきて、使いづらくなる。卒塔婆を製造する同社では、まな板削りにも卒塔婆用の巨大カンナ「超仕上げ」を使う。1回削り直すと表面、裏面合わせて4㍉程度薄くなる。同社のまな板は厚さ2㌢強で、3回程度は削り直しができるという。

 伊藤雅夫社長のほか社員4人が機械を扱える。当日社員がいる場合は30分程度で渡せるが、電話で確認後に来店するのがおすすめ。

店内で販売中のまな板
店内で販売中のまな板

 柔らかいイチョウの木は建築材には向かないが、包丁の刃を傷めないためまな板には適しているという。同社のイチョウのまな板は、1〜2年前後の周期で削り直しを依頼してくる人が多い。自社製品には焼き印で「みやび」と押してあるが、「削り直しで印が削れても仕上げの状態を見れば自社製品だと判断できる」と伊藤社長。

 営業時間は10時〜17時。月曜定休。問い合わせは042(597)7411まで。(藤野)