瀬古本店がうどん屋オープン 武蔵野うどん竹國羽村店 一番人気は肉汁うどん

カレー汁、肉汁どちらも楽しめる「ダブル汁」850円
カレー汁、肉汁どちらも楽しめる「ダブル汁」850円

 福生市福生で酒の卸売や販売をする瀬古本店(瀬古毅社長)が12日、羽村街道の神明台3丁目交差点近くに肉汁うどんの専門店「武蔵野うどん竹國羽村店」(羽村市神明台、矢島悦男店長)をオープン。同社初の飲食店経営となる。

 瀬古社長(62)は取引先の飲食店で「おいしかった、また来るね」と帰っていく客の姿を見て「提供した商品をその場で客に楽しんでもらえる飲食業は、卸売にはない喜びがある」と飲食店経営に興味を持ったという。

チンドン屋の「チンドン芸能社」が町を練り歩いて宣伝。瀬古社長(左から3人目)と妻の光子さんも加わった
チンドン屋の「チンドン芸能社」が町を練り歩いて宣伝。瀬古社長(左から3人目)と妻の光子さんも加わった

 同社は1921年創業。長年酒卸売業を営んでいるが、2020年、コロナ禍で売り上げが前年の半分以下まで落ち込んだ。withコロナで酒卸業にとって厳しい時代が続くかもしれない。社員の暮らしを守るため新しい事業を展開したいと、このほど飲食店事業に乗り出した。

 瀬古社長は大のうどん好き。羽村市には個人店が多いことからうどん文化があると見込んだ。飲食店経営については初心者のため、埼玉県を中心にうどん屋チェーンを展開する同店の加盟店として出店を決めた。顧客と競合しないよう酒類は提供しない。

 コシのある太麺が特長で、一番人気はしょうゆベースのだしにうどんをつけて食べる肉汁うどん(750円)。うどんの量は同一料金で並盛350㌘、中盛500㌘、大盛700㌘のほか、羽村店限定で当面の間1㌔の「特盛」を提供する。

 瀬古社長は「価格以上の味と量が食べられる。ぜひ一度食べに来てほしい」と話した。

 営業時間11時〜15時、17時〜21時。水曜定休。問い合わせは042(533)5313まで。(藤野)

 

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