小学生女子ソフト オールあきる野 5年ぶり全国制覇 春は初
あきる野市の小学生女子ソフトボールチーム、オールあきる野(柴崎特攻監督)が3月27〜29日に愛媛県で開かれた全国大会で優勝。同チームの全国制覇は2017年の夏季大会以来2度目で、春季大会では初。同チームは3日、中央公民館(同市二宮)で祝勝会を開き、大会を振り返った。
同チームは昨秋の都大会を制し、全国への切符をつかんだ。1点でも多く点を取るため、走塁練習に力を入れ、瞬発力や判断力の強化を図った。前回の全国優勝時は現在より三振率が低かった。今大会は冷静にボールを見て「とにかく三振しない」を合言葉に打席に入るよう心がけた。
決勝戦は都大会決勝と同カード。石神井スマイル(練馬区)との再戦となった。1回裏で1点先取したが、3回表で2点取られ逆転を許した。柴崎監督は「まだ時間はある。落ち着いて強いゴロを打て」と選手に指示。
4回裏で北村選手(当時5年)が放った三塁打がチームを勢いづけ8点を連取。試合は7回までもつれ込んだが、北村投手が投げ切り、9対4で勝利した。
捕手の川合瑠香選手(同)は「最初は優勝が信じられなくて、頬をつねった。家族や友人が喜んでくれてうれしい」と話した。17打数11安打と活躍した原﨑菜緒主将(同)は「メダルを見て優勝の実感がわいた。選手や支えてくれる皆の力で勝ち取った優勝」と振り返った。5試合を完投した北村選手は「優勝できてうれしい。5月には夏季大会の予選がある。気を抜かず練習し、次も優勝を目指す」と意気込んだ。
柴崎監督は「攻守ともに北村選手が大活躍したが、野球はピッチャーだけでは成り立たない。選手全員の力で勝ち取った優勝」とチームをたたえた。(藤野)
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