日の出山荘 総理を偲び植えたミズバショウ 3年の月日を経て初開花
2019年に亡くなった中曽根康弘元総理を偲び、同年に総理が別荘として所有していた日の出山荘(日の出町大久野)の庭に植えたミズバショウが、3年の月日を経て初開花した。
「1年中、花が咲き誇る庭にしたい」との総理の願いがあり、庭には四季折々の花が植えられている。ミズバショウも一度は総理自身が40年ほど前に植えたというが、10年ほどで絶えてしまった。
このほど開花したミズバショウは、同山荘を管理する原夫妻と親交の深い森田弘子さん(同)が植えたもの。総理の出身地である群馬県のミズバショウを知人から譲り受け、自宅で育てていた。訃報を知り、供養になればと、原夫妻に苗の植え付けを提案したという。
森田さんは「四季折々の花が咲く山荘の風景を守っていきたい。いつまでも中曽根総理の思いを受け継いでいけるよう、お手伝いしていきます」と語った。森田さんは14日、アサギマダラが好むフジバカマの苗を植えた。見頃を迎える秋頃に、アサギマダラが飛来することを期待しているという。(鋤柄)
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