あきる野市の大久保さん アユ釣りで全国3位に ダイワ鮎マスターズスタイルで

秋川渓谷で釣りざおを構える大久保さん
秋川渓谷で釣りざおを構える大久保さん

 秋川漁業協同組合会員の大久保直也さん(51、あきる野市秋川)が11、12両日、岐阜県の長良川で開かれたアユ釣りの全国大会「ダイワ鮎マスターズスタイル2021」に初出場し、3位の好成績を収めた。

 大久保さんは1週間前にも会場の下見に訪れイメージトレーニングを重ねるなど、万全の状態で大会に臨んだ。リーグ予選では前年度大会入賞者、地方大会優勝者などの強者がそろうグループで戦い1位で予選通過。準決勝は相手選手と同数の8匹を釣り上げたものの、惜しくも6㌘差で敗れ3位となった。

 大会は全国の地区大会を勝ち抜いた16人が出場。対戦相手と1時間ずつ上流、下流で場所を交代し、計2時間の釣果を競う。予選は昨年7月に開催されたが、新型コロナの影響で本大会は1年遅れの開催となった。

 小学生の頃は川釣りが好きだったという大久保さんだが、20代の頃はブラックバス釣りを愛好していた。子どもが生まれたことをきっかけに、地元でできる川釣りを再び始めると、その面白さにのめり込んだ。信金職員として働く傍ら、週末は近隣の川に釣りに出掛けている。

 秋川渓谷でアユ釣り大会が開かれるようになったことを機に、大久保さんも出場するようになった。「大会に出場すると、自分の実力がわかる。うまい人の釣りを見ることができて楽しい」と大会参加の醍醐味を話した。

「全国大会が開催され、出場でき本当にありがたい。準決勝での負けは悔しかったが、自分にとって良い勉強になった」と大会を振り返った。(藤野)