青梅市本町 金刀比羅神社の新御朱印 北極星と南十字星を1枚にアポホリグチさんがデザイン

アポホリグチさん(左)と風間さん。コラボと個々の店舗で授与している御朱印
アポホリグチさん(左)と風間さん。コラボと個々の店舗で授与している御朱印

 青梅市本町の金刀比羅神社の修繕費を賄うため、同神社に仕える喫茶ここから(同市本町)の風間真知子店主、パプア珈琲ニウギニ(同市大柳町)のアポホリグチ店主がコラボ御朱印「北斗南十字星御朱印」を制作。両店で7日から授与を始めた。2カ所を回ると図柄が完成する。各500円。

 御朱印は見開きで提供。右側には同神社の元宮である北斗七星・北極星が、左側にはパプアニューギニアの国旗に描かれる南十字星とゴクラクチョウがデザインに取り入れられている。星をシンボルとしている点が共通しており、中央に銀河とも多摩川ともとれる星の流れを配置した。はんこはアポホリグチさんが手彫りしたという。

 同神社は普段無人のため、風間さんが書き置きの朱印を作成し、境内に置いて授与してきた。これまで他神社の御朱印を制作した経験のあるアポホリグチさんが「新しい御朱印を作り、神社に足を運んでもらうきっかけを作っては」と風間さんに提案したことからコラボが実現した。

 アポホリグチさんは「自分の店で提供している朱印がSNSで拡散されたことがあり、話題性に貢献できたらと思い提案した。市内の神社仏閣を回るきっかけになったらうれしい」と話した。

 風間さんは「金刀比羅神社はいろいろな文化を受け入れる、器の広い神社。異文化とのコラボもうちの神社らしいと思います」と話した。

 授与は各店に店主がいる時のみ。同神社の書き置きの御朱印授与は続けるが、コラボを機に今後は御朱印帳へ直書きの依頼も受け付けるという。

 問い合わせは0428(84)0678喫茶ここから、050(1282)1799パプア珈琲ニウギニまで。(藤野)