羽村灯籠流しが終了 再開待たず37回で幕

 盆の行事として親しまれてきた羽村灯籠流し(同実行委員会主催)が、2年の中断期間を経て終了した。1983年より37回開催したが、38回目を迎えることなく終了する。
 灯籠流しは盆の時期に祖先を敬い、平和を祈る行事。地元の寺院や市民らにより、多摩川河川敷の宮の下公園などを会場に行われてきた。
 2019年の台風19号による多摩川の増水被害に続き、コロナ禍の影響を受け2年前に中断。今年の開催に向け準備を進めてきたが、河川敷の設営コストや環境保護の観点などから使用が困難なことや、ボランティアスタッフの高齢化などにより終了を決めた。(山石)