日の出町内2カ所 透水系コンクリート ドットコン施工完了

自社倉庫前の施工例。リュウノヒゲをチドリに植え、残りの穴には砂利を入れた
自社倉庫前の施工例。リュウノヒゲをチドリに植え、残りの穴には砂利を入れた

 日の出町平井のPUMPMAN(小澤辰矢社長)が開発した透水系コンクリート「Dotcon(ドットコン)」が、このほど町内2カ所に施工され、見学が可能となった。
 ドットコンは農業用の育苗トレーに似た形状で、穴の開いたコンクリート路面を作る特許資材。施工現場は大雨の際にも地表に雨水があふれることなくスムーズに浸透する。今年6月の発売以来、水害を防ぐ新資材として土木業者や大学の研究者などの注目を集めている。
 施工が完了したのは、イオンモール日の出北側にある上野不動産の駐車場と、町役場近くのPUMPMANの倉庫前。どちらも施工後の穴を砂利とリュウノヒゲで埋め、見栄えよく仕上げた。
 2つの現場を自ら施工した小澤社長は「ドットコンは雨水処理装置のようなもの。雨水を一時的にシートに貯め、地下に浸透させる。穴に芝などを植えると緑地面積にカウントされる場合もあるので、駐車場などで緑地を稼ぎたい時にも便利です」と施工のメリットを説く。
 問い合わせは042(519)9484同社まで。商品の詳細は「ドットコン」で検索。(伊藤)