沿線まるごと EVバイク、電動自転車で巡るツアー販売 「移動」も楽しみ、奥多摩満喫 

ツアーのイメージ
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 全国各地で地域活性化やビジネス創出を支援する㈱さとゆめとJR東日本の共同出資会社「沿線まるごと」は、奥多摩エリアでの「移動」と「地域資源」を同時に楽しめる移動型体験コンテンツ「小さな風景を感じる、モビリティツーリズム」を19日〜12月11日に販売する。

 同社は鳩ノ巣駅(奥多摩町棚沢)を改修し、無人駅から始まる地域イノベーションの拠点「沿線まるごとラボ」を6月に開設した。来年には同駅周辺に古民家ホテルが完成予定で、駅とその周辺の集落に点在する地域資源を生かし、地域全体を一つのホテルに見立てる「沿線まるごとホテル」の実現を目指している。

 今回はモビリティレンタルニーズの検証、新しい移動型体験コンテンツを生み出すため、本田技研工業や地域事業者と連携。奥多摩の特産品のわさび田巡り、地域住民ガイドによる林道やむかし道の散策など、EVバイクや電動アシスト自転車で移動しながら奥多摩の自然や風情を五感で感じることのできるツアー3種類を提供する。

 森林ガイドと海沢林道や海沢隧道などをモビリティで散策し、ガイド特製の鮎ご飯ときのこ汁が食べられる「海沢のせせらぎ林道ツアー」(9200円〜)。ワサビ農家の案内でワサビ田を見学し、採れたてワサビのワサビ丼が堪能できる「EVバイクで行く、里山わさびツアー」(1万1700円)。氷川から小河内までの裏街道「むかし道」をガイドの案内で巡る「古の暮らしを感じる、奥多摩むかし道ツアー」(7700円〜)。このほか、レンタサイクル、レンタバイクのみのサービスも用意。(鋤柄)