秋川駅南口 イタリアンの「クアラントゥーノ」熟練の料理人が中華ランチ

秋川駅南口のクアラントゥーノ(田岡洋一店主)は、15年続くカジュアルなイタリアンレストラン。1年ほど前から木曜〜土曜限定で中華ランチを始めた。まだ知る人ぞ知る存在だが、味には自信があるという。
腕を振るうのは田岡店主(49)の父、実さん(78)。中華料理の料理人で、若い頃は川崎市に店を構えていた。不遇にももらい火に遭い閉店。その後は他店で調理師やほかの仕事をしてきた。
根っから料理人の実さんは「もう一度自分の味を店に出してみたい」と息子に相談。ランチ限定で鍋を振ることになった。リピーターができたことに気を良くする実さんは「80歳までは頑張ります」と張り切る。

人気メニューはラーメンセットと定食セット(各770円)。ラーメンは担々麺など4種類から選ぶ。これに自家製餃子かシューマイ(週替わり)、サラダとデザートが付く。麺の一番人気は、たまご湯麺。鶏塩味のすっきりしたスープに挽肉の卵とじを載せたもの。定食セットは週替わりのおかずにサラダ、スープ、デザートが付く。
ランチタイムは洋一さんが配膳役。「父はランチの仕事を始めてから、以前より元気になったようでうれしい。父の作る町中華はどれもおすすめ」と太鼓判を押す。
夜(15時〜23時)はパスタやピザなどイタリアンを提供する。火曜定休。ランチは11時30分〜14時(木曜〜土曜)。問い合わせは042(550)8741まで。(山石)