青梅大祭をより身近に クラウドファンディング 返礼品に御朱印セット

御朱印帳の試作品を手にした守谷副会長(左)と梅宮宮司
御朱印帳の試作品を手にした守谷副会長(左)と梅宮宮司

 青梅大祭実行委員会(榎戸直文会長)は5月2、3両日に4年ぶりに開かれる青梅大祭運営費のクラウドファンディングを実施している。このほど返礼品としてオリジナルの御朱印帳を作った。住吉神社の梅宮貴史宮司が書いたオリジナルの御朱印が付く。

 青梅大祭は1513(永生10)年に住吉町、本町、仲町、上町、森下町の5町が行った住吉神社の祭礼「住吉祭」が始まりとされる。

 御朱印帳には「神功皇后」「日本武尊」など5町の山車人形の画像が配置された紙もセットで付く予定。山車人形はかつて山車の上に飾られ、祭りを盛り上げた。江戸の人形師が制作した傑作ぞろいで市の有形民俗文化財に指定されている。

 表紙は「青梅大祭」のロゴを金色で箔押しした豪華な仕様。御朱印はウサギが太鼓や笛を吹く可愛らしい模様。住吉神社の総本山、住吉大社(大阪府)が卯年の創建で、ウサギを神使としていることに由来している。文字部分は金色や銅色のインクを使い、一枚一枚梅宮宮司が手書きする。

 住吉神社の祭礼が大祭の由来であることから、「返礼品で神社にまつわるものを作ろう」という委員の提案で御朱印帳を作ることに。デザインは守谷憲太郎副会長(同市上町)が手掛けた。青梅ブルーの青色、対照的な赤色の2種類を作る。

 守谷副会長は「ぜひ御朱印帳を手に入れて、青梅大祭を身近に感じてもらえたら」と話した。

 クラウドファンディングは5月8日まで。1万円のコースからリターンとして御朱印帳が選べる。支援は「青梅大祭」で検索。問い合わせは080(8810)4844森田和芳総務委員長まで。(藤野)