あきる野市引田 ほらふき男爵再始動 ななかまどに併設 故郷、北海道の味を提供

カウンターバーは客と目が合う高さに作った。
ワインの箱を模した壁紙もお気に入りだという
カウンターバーは客と目が合う高さに作った。 ワインの箱を模した壁紙もお気に入りだという

 コロナ禍で休業していた「RESTAURANT&BARほらふき男爵」(あきる野市引田、富川伸一店主)がこのほど、営業を再開した。店は仕出し弁当屋「ななかまど」に併設。富川店主の出身地、北海道のローカルフードや創作料理を提供する。

 「本場により近い味を楽しんでほしい」と、食材の多くを北海道から仕入れるこだわりぶり。富良野の「オムカレー」(1188円)、根室の「エスカロップ」(990円)など、現地でないと食べられないメニューを数多く取りそろえる。

立体感ある盛り付けで客の目を楽しませる
立体感ある盛り付けで客の目を楽しませる

 創作料理はバジルとガーリックの2種のソースで食べる「北のカルパッチョ」(1480円)、油揚げでつくる「揚げてない京揚げのピザ」など。複数人でシェアできることから、女性客が多いという。

 富川店主は以前、北海道で創作料理店を経営。15年前に同市に移住。5年ほど前に弁当店「ななかまど」を五日市にオープン。現在の店舗に移った際、併設する店舗部分で再び創作料理と北海道のローカルフードを提供したいと考えた。

 2020年春の開業に向けて準備を進めていたが、オープン直前にコロナ禍に。3カ月ほど営業した後、休業していた。コロナ禍が落ち着いたため、このほど再開した。

 富川店主は「リラックスして食事とお酒を楽しんでもらえるような空間づくりも意識している。ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と話した。

 営業時間は11時〜14時、17時〜21時(土曜、祝日前は22時まで)。水曜、木曜定休。日曜、祝日のディナーは予約制。問い合わせは042(533)3633まで。(藤野)