CHINTAIが運営 来月から民泊事業スタート  青梅駅そばの青梅時間で

青梅時間 株式会社まちつくり青梅(野嵜弘代表、青梅市本町)が運営する青梅駅そばの複合施設「青梅時間」で、来月から民泊(住宅宿泊)事業が始まる。事業主体は株式会社CHINTAI(上平尚芳代表取締役社長、本社・港区)。来月18日には市や商工会議所、近隣住民など関係者を招いてのオープニングイベントが予定されている。
民泊事業とは、宿泊料をもらって住宅に人を宿泊させる事業のこと。人を宿泊させる日数が1年で180日を超えてはならないなどの決まりがあり、事業を営むには都道府県などの認可を受けなければならない。
青梅時間は2階建ての家屋を改修したもので、1階を一つの住宅、2階を別の住宅として運営するため、それぞれ180日の宿泊が可能。実質360日の宿泊が可能で、このような形での運営は都で認可された初の事例だという。
青梅時間は青梅駅から徒歩約3分、仲通りの一角にある。1階のかつて診療所だったスペースはブックカフェに改修。2階の一部はまちつくり青梅の事務所になっている。
カフェは現在も入居事業者を募集中。ブックカフェ兼外国人インフォメーションという用途にこだわっており、随時内覧を受け付けている。定期的にブックイベントやワークショップなどイベントスペースとしてのレンタルは行っている。

ブックカフェで
イベント
老舗印刷会社が
本作りを解説
まちつくり青梅は青梅時間1階のブックカフェで先月29日、青梅市根ヶ布に本社がある老舗印刷会社、精興社(白井肇取締役社長)をプレゼンターに招いてのイベント「一冊の本ができるまで」を開催。市内や近隣市をはじめ、都心部や近県など広範囲から25人が参加した。
精興社からは社長含む3人の社員が参加。印刷や製本のプロセスから、実際手がけた珍しい本の作り方など、実物の原紙や本を見せつつプレゼンテーションした。終了予定時間を超えても多くの人が残り熱心に質疑していた。(佐々木)