霞地域の発展に住民の知恵と行動力 「かすみ夢会議」が発足 青梅インター付近に道の駅を誘致
市民レベルでふるさとづくりに取り組む任意団体「かすみ夢会議」が3日発足した。青梅市今寺の事務所であった設立総会には30人が出席。霞地域を発展させ、住んで良かったと思えるふるさとづくりを推進することで一致した。代表に宮崎精一さん(68)がなった。
地域は古くから純農村地域だった。高度経済成長期には、工業団地の誘致などとともに住宅地として多くの住民の定住地として栄え、現在では青梅市の人口の実に約6割を擁する市内で最も重要な地域となっている。
設立に向け、宮崎さんら発起人らは2年前から会合を重ね、地域の課題を浮き彫りにし、会議が目指すべき方向を探ってきた。歴史や現状を踏まえ、任意団体としてのメリットを最大限に活用したふるさとづくりのマネジメントを推進していく同会議の設立に至った。
保健、医療、福祉の増進を図る、まちづくりの推進を図る、観光の振興を図るなど10項目の基本活動を掲げ、短期的にはボンマルシェの開催、今寺運動広場内や若草公園内などで定期のマーケットフェスタの開催、霞地域で行われている各種イベントの協力などに力を尽くしていく。
長期的には圏央道青梅インターチェンジ付近に道の駅の誘致、同市新町の誠明学園跡地に市民会館、ホールなどの公共施設の誘致を目指していく。
宮崎さんは「暮らす人が住んでよかったと思えるまちは、訪れる人にも魅力があるはず。多くの人と力を合わせ地域の発展を目指したい」と話している。(岡村)