小和田・御嶽神社合祀100年 本尊の蔵王権現立像 など御開帳 来月5日

あきる野市の小和田・御嶽神社(阿留多伎潔宮司)は来月、合祀100年を迎える。これを記念し来月5日に社殿が御開帳される。市指定有形文化財の木彫「蔵王権現立像」が見られる貴重な機会となる。
小和田・御嶽神社は大正8(1919)年10月15日、石神神社と御霊神社の合祀により小和田集落全体の氏神として祀られるようになった。吉野・金峯山より分祀した蔵王権現を本尊に祀る。
合祀100年にあたり、自治会長と神社総代で記念祝賀実行委員会(榎本和夫委員長)を組織。社殿修復や参道整備、参道入口の立て看板設置など記念事業の準備を進めてきた。
榎本委員長は「合祀100年のお祭りです。普段は見られない蔵王権現立像、神鏡・懸け仏を多くの方に見ていただきたい」と参拝を呼びかけている。
開帳日時は来月5日午前11時~午後1時半。神社の所在地はあきる野市小和田531字御嶽山。ふもとの集落から山中の参道を10分ほど歩いた高台にある。(伊藤)