三頭大滝も凍らず 積雪も少なく温かい
氷瀑クイズで話題を集める檜原村の払沢の滝が全面結氷しなくても、毎年のように全面結氷した荘厳な姿を見せる同村都民の森の三頭大滝がほとんど凍っていないという。標高1000㍍超えの世界が広がる都民の森でも暖冬の影響が出ている。
例年に比べ雪も少ない。三頭大滝に続く遊歩道も雪がない。ただ、路面は朝晩凍っているので注意は必要だ。
同森管理事務所によると「今冬は年初めに滝の周囲がほんの少し凍っただけで、その後は18日まで全く凍っていなかった」そうだ。18日には積雪を記録したが、暖冬だという。
三頭大滝は落差35㍍。村では最大級の滝だ。大寒から立春に向けてどれだけ冷え込むかで、三頭大滝が全面結氷するかが決まりそうだ。
一方、払沢の滝は毎年2月末までに、最大結氷率15~100%を記録してきた。今冬は7日の5%結氷を最後に氷が消えているという。このままではクイズ始まって以来、最小の結氷率になるという。(岡村)