多摩地区で12年ぶり タクシー料金改定 初乗り(1・2㌔)500円に

タクシー 多摩地区のタクシー料金が来月1日から改定される。初乗りの距離を短縮して料金を抑える一方、それ以降は値上がりし、迎車回送料金は1回300円の定額制になる。運賃改定は12年ぶり。タクシーの稼働率が低下する中、近距離客の需要を掘り起こし、タクシー乗務員の労働条件改善を図るのがねらい。
新運賃では初乗りが現行の2・0㌔まで740円から1・2㌔まで500円に変更され、それ以降257㍍ごとに100円が加算される。
2017年に先行して初乗り距離の短縮を行った都区内、武蔵野市・三鷹市では初乗り利用が2割増加している。タクシー会社では「1・2㌔までの近距離ならワンコインでご利用いただけます。ぜひお気軽にご乗車ください」と話している。(伊藤)