日の出 小さな郷土玩具館 杜 江戸期の土雛がずらり 全国各地の貴重な作品展示
日の出町大久野の「小さな郷土玩具館 杜」(森田一郎館長)の館内一角には、館長の森田さん(73)が全国各地から収集した雛人形を多数展示している。
色鮮やかな人形の中で異彩を放っているのが、「花巻の内裏雛」(岩手県花巻市)など江戸時代に作られた土雛。「今残っているということは、代々大切に守られてきた証」と森田さん。館内には雛人形のほかにも江戸時代に作られた貴重な作品が多数飾られている。
森田さんは20代から全国各地の特色ある郷土玩具を収集してきた。コレクションは数えきれないほどで、雛人形も展示しているのはごく一部だという。 雛飾りは3月いっぱい展示する予定。森田さんは「貴重な作品を少しでも多くの方々に見ていただけたら」と話している。
開館は不定期のため、事前に問い合わせを。入館料大人200円、小・中学生100円。
問い合わせは042(597)0556まで。(佐々木)