宅配サポートで飲食店を応援 地元大学生を雇用 青梅商工会議所の新型コロナ対策
青梅商工会議所は、同所が宅配を担うことでテイクアウトに取り組む市内飲食店を応援する「#青梅エール飯テイクアウト・サポート・プロジェクト」を開始した。事業者の売上確保に加え、住民サービスの向上、雇用の創出を図る。
同所主導の新型コロナ対策の一つ。同所が市内で黒ナンバー登録(軽貨物運送)の車両を持つ事業所3社に宅配業務を委託。3社に新型コロナでアルバイト収入のなくなった地元大学生を雇用してもらい、実際には大学生が飲食店から料理を預かり利用者に届ける。弁当1個から利用でき、別途宅配料はかからない。
新型コロナの影響でテイクアウト実施店は増える一方、自宅介護や車を持たないなどの事情から利用したくてもできない住民もいる。同所は同プロジェクトを新たな地域サービス確立に向けた試行と位置づけ、31日まで実施する。その後、効果や課題を検証し、継続できる運用方法を検討していくという。
利用者は同プロジェクトの利用可能店舗に前日までに電話で注文。飲食店が宅配を手配し、11時〜14時(時間指定不可)に料理を届ける。(伊藤)