羽村トロフィー１０００冊以上の絵本並ぶ大判焼が人気のユニークな店

羽村市小作台にある「トロフィー」（中村美枝店長）は「絵本」と「大判焼」という異色の組み合わせの店。大判焼の甘い香りが漂う店内には、名作絵本や新刊など１０００冊以上がずらりと並ぶ。
特徴的なのは、店の中央付近に『ゴリラのおとうちゃん』（三浦太郎、こぐま社）、『パパおふろ』（きくちちき、文溪堂）など、「父と子」をテーマにした絵本が並んでいること。読み手が父であることで、子どもが喜ぶような絵本を選んでいるという。店長の中村さん（45）は「我が家で子どもに絵本を読むのは、ほとんど主人でした。お母さんだけでなくお父さんも子どもに絵本を読み、触れ合うことが大事だなと思います」と話す。
『からすのパンやさん』（かこさとし、偕成社）やぐりとぐらのシリーズなど、名作絵本もそろう。大判焼が焼きあがるまで、絵本を眺めて待つこともできる。「大判焼だけ売っているお店で絵本は待つ間に読むものと思っているお客様が多いのですが、絵本も買えますよ」と中村さんは笑う。