あきる野 スリール 開店10周年の人気店
あきる野市雨間の「手作りパン工房スリールあきる野」(藤島理恵子店長)は、昨年秋に開店10周年を迎えた地域の人気店。レーズンから起こした自家培養酵母を使い、手間暇かけた味わい深いパンを提供し続けている。
私自身、通い続けて10年近く。風味豊かな味わいもさることながら、「できる限り無添加で、安全な食材を使っている」というこだわりもうれしい。
訪れると必ず購入するのは、U字に成形された一番人気の商品「ナッツショコラ」(250円)。全粒粉とくるみが混ぜ込まれた香ばしい生地に、ホワイトチョコが巻き込まれている。同じく人気の高い「もちもちマフィン」(180円)はもっちり食感がクセになる。
暑くなる時期は、とても辛いカレーにチーズと韓国唐辛子を合わせた「バリ辛カレー」(200円)が登場。コッペパンに麺をサンドした「汁なし担々麺」も店頭に並ぶ予定で、季節限定の味も楽しみたい。
毎週金曜日のみ、酸味の強いサワー種を使いライ麦を配合したドイツパン「ベルリーナラントブロート」(ホール630円、ハーフ320円)も販売中。藤島店長は「ゆくゆくはパン・ド・ロデブというフランスのパンも作ってみたい。世界のパンが食べられるようなお店を作っていけたら」と夢を膨らませている。
営業時間は10時~18時。火曜定休。問い合わせは042(518)7754まで。(佐々木)
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店長オススメ
朝食にピッタリ、アレンジメニュー
スリールでは店頭などで、パンをよりおいしく味わうアレンジレシピを多数公開している。今回は同店の人気商品「ボンパン」(260円)のアレンジレシピを藤島店長に教えてもらった。
国産小麦100%使用のボンパンは、やわらかいフランスパンのよう。シンプルなのでアレンジも自在。まずオススメしてもらったのは、極力手をかけない食べ方だ。スライスしてバターを塗り、その上に蜂蜜をたらり。朝食にぴったりの簡単でおいしい一品ができあがる。
ちょっとぜいたくに味わうなら、厚くスライスしてフレンチトーストに。朝食にするなら、前の晩に卵と牛乳、蜂蜜を合わせたもの漬け込んでおくといい。「フライパンで軽く焼き、最後にトースターで3~4分、軽く焦げ目がつけば完成です。焦げそうなときはアルミホイルで覆ってください」と藤島店長。外側はカリっと、中はジューシーに焼きあがる。
そのほかトマトソースとバジル、チーズをのせてピザ風にしてもおいしいとのこと。マンネリ化しがちな朝食メニューに加えてみては。(佐々木)