あきる野の歴史クイズに挑戦 何問とけるかな?
あきる野市の前田耕地遺跡から出土した大量の魚類の歯は、いったいなんの魚の歯でしょう―。あきる野市中央公民館のホームページに「あきる野歴史クイズ」が開設され、郷土の歴史を学ぶきっかけになると人気を呼んでいる。
クイズは「考古編」「古代編」「中世編」「人物編」「伝統産業編」など13分野から、122問が出されている。いずれも、あきる野市教委員会から認定された学習ボランティアである、市民解説員が知恵をしぼって作問している。
パソコンかスマホで「あきる野市中央公民館」を検索し、トップページの「あきる野歴史クイズ」をクリックすれば、13分野のクイズのボタンがある=写真。それぞれ5〜25問が出されている。
中央公民館では「クイズを楽しみながら、あきる野のすばらしさを見つけてほしい。問題は随時、追加していきます」と話している。
なお、前田耕地遺跡から出土した魚類の歯はサケ。前田耕地遺跡は1976(昭和51)年から発掘調査が行われ、縄文時代草創期の住居跡2軒が日本で初めて発見された。
そのうち1軒の住居跡から、サケ科魚類の顎歯約8000点が出土した。これらは日本列島における最古の河川漁労活動を示す、貴重な考古資料となっている。