秋川駅北口会 テラス営業可能に KAI’sBAL、膳と宴秋川店、パンの店あらもーどの3店で
あきる野市の秋川駅北口会(工藤孝平会長)が、11月30日までの期間限定でテラス営業の許可を得た。新型コロナで打撃を受けた飲食店等への緊急措置として国交省が道路占有の許可基準を緩和。同会が同市と連携して申請し、認可された。「西多摩では恐らく初めての例」(同会)という。
店内の「3密」を避けるための暫定的な措置。「感染リスクを避け、安心して食事を楽しんでもらえる」と飲食店では客の増加に期待する声も聞かれる。ただ、交通量の多い歩道では3・5㍍、その他は2㍍以上の歩行スペースを確保しなければならず、路上利用が可能な店は限られる。同会では、KAI’sBAL、膳と宴秋川店、パンの店あらもーどの3店に基準緩和が適用される。
都による時短営業の要請期間が、多摩地域では8月末で終了したが、客の戻りは鈍い。工藤会長は「やはり密室が一番感染しやすいように思う。テラス席なら換気もいらない」と話し、客の不安を取り払うことで利用を促せればという。
路上利用の申請は、市の商工振興課がサポートする。(伊藤)