奥多摩町に自宅カフェ「カフェ ドラポーブルー」 本格派コーヒーと絶景の店

カウンター越しの窓から見える景色と店主の橋詰さん

山小屋風の静かな店内で、ロイヤルコペンハーゲンのカップに注がれた濃いめのコーヒーをいただく。カウンター越しの大きな窓から緑の山々を眺めているうちに心がくつろいでいく。

6月、奥多摩町氷川にオープンした珈琲屋「カフェドラポーブルー」。この店の中心メニューは、店主の橋詰定健さん(70)がハンドドリップでいれたコーヒーと、カレーなどの軽食だ。3種のケーキも店主が手作りする。

橋詰さんは30歳で脱サラ後、コーヒー一筋に生きてきた。60歳まで麹町で喫茶店を経営。その後10年間、町内にある山のふるさと村の「レストランやませみ」を切り盛りし、調理のノウハウを身につけてから念願の自宅カフェを開いた。

70歳からの開業にためらいもあった。だが、人生の終盤にこそ、「自分の好きな空間で、自分がおいしいと思うものを提供して、来た人に喜んでもらえたら」という気持ちが勝った。

営業日には青い旗が出る

店名の「ドラポーブルー」が意味する「青い旗」を、営業日の木曜〜日曜は店の外に掲げている。営業時間は10時頃〜17時頃。駐車場4台分あり。コーヒー500円〜。カレー(サラダ付き)800円、ハーフサイズ500円。価格はいずれも税込。問い合わせは080(3007)2989橋詰さんまで。(伊藤)