岩蔵マルシェ 金曜は小作駅西口Cocosumuで開催 周辺住民らでにぎわい
青梅市内で農業に携わる若手就農者らが開く岩蔵マルシェが、先月から毎週金曜午前、小作駅西口のCocosumu(櫻井武志社長)で出張開催している。新鮮野菜を買い求める周辺住民らでにぎわっている。
同マルシェは藤橋1丁目交差点近くの駐車場を会場に昨年6月から始まり、第1・3土曜午後3時~6時に開いている。丹精込めて作った新鮮野菜が評判を呼んでいるが、人通りが少ないのが悩みだった。
Cocosumu社屋は住宅ショールームとなっている。同社が企画するイベントのほか、地元の市内の人気店、クラフト作家などが出店するマルシェを開いて幅広い世代に喜ばれているている。岩蔵マルシェを利用している櫻井社長がCocosumuでの出張開催を勧め、実現した。
出張マルシェには毎回、40種類ほどの新鮮野菜が1㌧トラックの荷台いっぱい並ぶ。ほとんどが無農薬で、「甘くておいしい」と評判は上々。
8日のマルシェには伝統野菜を栽培している繁昌知洋さん(28)、家業を手伝い始めて1年経つ加藤淑子さん(26)らが出品。クレソン、ムラサキミズナ、ロマネスコ、小松菜、春菊、ホウレンソウなど種類豊富な野菜が並んだ。価格は100円から250円ほどで、「新鮮だから」と1週間分を買いだめる人もいた。
岩蔵出身の加藤シゲ子さん(77)は「岩蔵と聞いて懐かしい。シイタケをいっぱい買いました」と笑顔を見せた。(岡村)