青梅市吉川英治記念館 豪族三田氏の御城印を配布

「母屋と一緒に写真を撮ることができます」と高野さん

吉川英治記念館(青梅市柚木町)は、三田氏が築いた辛垣城跡の御城印を3月28日まで限定配布している。

辛垣城は戦国時代、同市を支配していた三田氏の終焉の地。同記念館の庭園から、円錐形の辛垣山を一望することができる。昨年郷土博物館で限定配布した勝沼城跡の御城印が好評だったことから市が企画した。

力強い「辛垣城跡」の文字は同市の書道家、川島初男さんが揮毫した。三田氏の家紋三つ巴と、近隣である青梅梅郷にちなみ梅のスタンプが押されている。市教委文化課の高野剛志さんは「春になると季節の花も咲きます。記念館に来るきっかけになれば」と呼び掛ける。

御城印は館内の売店でアンケートに回答するともらえる。開館時間は10時〜17時(入館16時30分まで)。月曜休館。観覧料大人500円、小・中学生200円。問い合わせは0428(74)9477まで。(藤野)