檜原村にソロキャンプ場を 30日までクラウドファンディング実施中

㈱檜原ライフスタイルラボ(神戸翼、佐藤乃理子共同代表)は村内3000坪の森林にソロキャンプ専用ブッシュクラフト型会員制キャンプ場「檜原おいねビレッジ」を作るため、クラウドファンディングで支援者を募っている。

多くの人に村を知ってもらい、訪れるきっかけにすることを目的としている。野営地の整備や備品購入などに向け、目標金額を100万円に設定。1000円〜30万円のコースで、返礼品は檜原おいねビレッジの利用券や村内のヒノキで作るマスクケースなど。30日まで支援を受け付けている。

ブッシュクラフトとは、森林の開墾や自身で寝床を作るための作業をし、自然の中から道具を調達して生活すること。「檜原おいねビレッジ」は渓流に面した川エリアからスギやヒノキなどが生い茂る尾根まで約100㍍の高低差があり、全エリアを野営地にすることができる。開墾のために体を動かし、キャンプ飯を作って食べれば健康にもつながる。ソロキャンプで自分の
時間を大切にすること、整えられていない道を歩き、沢を散策すること、焚火など火のある時間を過ごすことで、より豊かな時間を過ごすことができると提案している。

同社は昨年11月、コワーキングスペース「檜原おいねハウス」を開設。「おいねビレッジ」から徒歩15分ほどの距離にあり、キャンプ場会員には同施設を利用できるプランも準備予定。相互に利用することにより長期滞在しワーケーション実践を提案する。

共同代表の佐藤さんはクラウドファンディングのサイトで「気軽にキャンプができる場が、場所や人とのゆるやかな繋がりを形成する。そのつながりから『元気でいたい』と願う人を一人でも増やしたい、それが我々の最大の願いでもあります」としている。
(藤野)