染工房シゲタの作品展 2年ぶり、小机家で開催 9日~14日
檜原村人里の染工房シゲタによる「喜びの詩」展が9日〜14日、都指定有形文化財の小机家住宅(あきる野市三内)で開催される。毎年夏に同市小中野の糸屋ギャラリーで開催していたTシャツ展が昨年は新型コロナで中止となり、2年ぶりに会場を変えて実施する。
繁田泰治さん、あきのさん夫妻が手掛けた草木染めや顔料で染めたTシャツ、チュニック、のれん、ポストカードなどを展示販売する。作家仲間の漆工房「黒猫堂」の漆器も扱う。
展示会場の小机家は1875(明治8)年ごろに建てられた和洋折衷様式の住宅。モダンな空間に個性的な作品が映える。会期中、喫茶室「安居」は休まず営業。店主の小机篤さんが作るチーズケーキとコーヒーが楽しめる。
繁田夫妻は2年ぶりの地元での展示に「久しぶりに地元のお客さんに作ったものを見ていただけるのがうれしくて、タイトルを『喜びの詩』としました。暮らしの中で喜びを感じてもらえる染めものを一つひとつ作り上げていくことに、私たち自身も喜びを感じています」と話している。
展示時間は11時〜17時(最終日16時まで)。問い合わせは090(7941)8011まで。(伊藤)