希望の芽、スイカの器 あきる野で河村郷子さんの作品展示

「希望の芽」の器を使ったテーブルセッティング例

自然や畑仕事、身近な猫などから発想を得て作陶する河村郷子さんの作品がギャラリーネオエポック(あきる野市戸倉)入り口の特設コーナーで展示されている。

スイカの器を手に笑顔の河村さん

河村さんは同市高尾に「またたび工房」を構え、同じ形でも色や模様が異なる、個性的な器を一つひとつ手作りしている。「こころ楽しく温かく」をモットーに、自身が明るく元気の出る色使いを意識。10年ほど前、パステルピンクの茶碗を購入した老夫婦が「拒食症の孫がご飯を食べた」と伝えてくれたことから、色の持つ力を一層信じるようになった。

7〜8年作り続けている「希望の芽」は、双葉が芽吹くイメージ。「希望がないと心を病んだり、元気がなくなったりする。使ってくれる人の心に希望の種をまくことが出来たら嬉しい」と話す。

人気シリーズの「スイカ」は子どもの頃、夏に母親が作ってくれるスイカジュースを飲むとパワーが湧いた経験から作り続けている。

特設展示は9月中旬頃までの予定だが、商品は常設で販売中。10時30分〜17時30分。月・火曜定休。23日〜31日休業。問い合わせは042(533)7978まで。(藤野)