あきる野市 earth cafe ヘルシーでおいしい料理を 子育て中の女性が活躍

エコシュリンプのレモンカレー

子育て中の3人の女性が、あきる野市山田のOWNP CAFEのスペースを借り、毎週火曜に「earth cafe」を開いている。「人と地球に優しくしたいmamaの店」をコンセプトに、有機野菜のスパイス料理、ノンシュガーのスイーツ、卵や乳製品を使わないパンなどを提供する。

スパイス料理を作るのは2人の子を持つ木住野未央さん(41、同市留原)。同市でとれた旬の野菜で、カレーをメインにサラダや炒め物などの副菜、スープが付いたスパイスプレート(1200円)を提供。

「子育てをする中で、子どもに安全で体に良いものを食べさせたいと思うようになった」と話し、農薬や化学肥料を使わず栽培された有機野菜を選ぶようになった。スパイス料理の教室にも通い、腕を磨いたという。

スイーツ担当の庄子愛子さん(38、日の出町平井)は動物性の食材、砂糖を使わず、ココナッツミルク、メープルシロップなどで代用したビーガンパフェ(890円)、ビーガンガトーショコラ(170円)などを全て手作りで提供。「砂糖を多くとると眠くなるなどの影響が出る。体に優しいスイーツを楽しみたいと、砂糖を使わないお菓子作りを始めました」と話す。

パンを提供する岡地麻衣夏さん(39、同市伊奈)は、食物アレルギーを持つ自身の子どもにも食べさせてあげたいと、アレルギーを持つ子どもが安心して食べられるパンづくりを始めた。

木住野さん(左)と庄子さん

イベントは木住野さんが、さまざまな得意分野を持つ母親たちの活動を発信できる場が作りたいと、2019年6月から同カフェで月1度「mamanowa」の名でスタート。料理だけでなく、アクセサリー販売なども行っていた。好評だったため、今年9月から同イベントに参加していた庄子さんや岡地さんと週に1度、店を開くようになった。

木住野さんは「生活の全てで地球環境に良い選択をすることは難しい。でも毎日の食事は体に良いものを選びたい。有機野菜をはじめ、体にも環境にも優しい製法で作られた食品を選ぶことは、結果的に地球環境改善にもつながると思う。そんなことを地域の方に伝えていきたい」と話した。

営業時間は11時〜15時。(鋤柄)