カカオ豆から作るワークショップ 本物の手作りチョコを 毎週日曜 青梅で開催

チョコワークショップ風景 カカオ豆からチョコレートになるまで、すべての加工行程を手がける「Bean to Bar(ビーントゥバー)方式」の手作りチョコワークショップが毎週日曜、オープンスペース寓(青梅市大柳町)で開かれている。ココアバターや粉乳などの添加物を加えず、カカオ豆と砂糖だけで香り高いチョコを作る。
主催は、練馬区に店舗を持ち、間もなく青梅に移転予定のチョコレート工房ZEN(ゼン)。ハイチ、ガーナなど6カ国産のカカオ豆を使い、個性豊かなビーントゥバーチョコを製造・販売している。
ワークショップではカカオ豆の殻をむき、家庭用ミルで粉砕。砂糖を混ぜてさらに撹拌し、型に流し込んで固めるところまで体験する。
記者もワークショップに参加し、一通りの工程を体験。カカオ豆を砕く段から室内には豆の濃厚な香りが漂い、なんとも幸せな気分。固体の豆が粉砕、攪拌を経て液体に変化していく過程を見るのも面白い。完成したチョコはシャリシャリした豆の食感が残るビターな味わい。ウイスキーやブランデーによく合いそうな大人の味だ。
「板チョコを溶かして型に流し込むだけの『手作り』と違って、本物の『手作りチョコ』です。バレンタインにあげるとしたら、手編みのセーターくらいの重みがあるかも」と同工房の水戸由紀子さん(63)。心のこもった贈り物になるとおすすめする。
開催時間は午後1時~3時。参加費はカカオ豆のお茶、お土産のチョコ付きで1人2000円。エプロン持参で参加を。予約・問い合わせは090(5568)2379水戸さんまで。 (伊藤)