「肉を飲む」がコンセプト ラーメン店五ノ神精肉店がオープン あきる野市小川東
あきる野市小川東に9月20日、ラーメン店「五ノ神精肉店」が開店した。店は㈱五ノ神製作所=昭島市=が運営する店舗で、コンセプトは「肉を飲む」。豚骨出汁、牛骨出汁、鴨出汁などのラーメンを味わえる。
五ノ神製作所の社長は伊藤真啓さん(37・日の出町大久野出身)。28歳の時に独立して以来、青梅市新町の「いつ樹」を本店に、都内に魚介系のラーメン店4店舗を構えてきた。
6月、本店の「いつ樹」がテナント取り壊しのため休業。仮店舗の移転先として同地が候補に上がったが心機一転し、新しく店を出すことにした。「今までは魚介系に特化した4店舗を展開してきたが、今回は肉系の味で勝負したい。豚骨ラーメンをレギュラーメニューに、1~2カ月ごとに牛や鴨、ジビエを出汁や具に使ったラーメンを提供していく」と語った。
豚骨ラーメンは一言で表すと熊本ラーメンを濃くした味。中太の麺にとろりとした濃厚な豚骨スープがよく絡む。
店舗それぞれで違う味のラーメンを提供している同社。伊藤社長は「ラーメンの歴史は浅く、せいぜい100年ほど。伝統に固執することなく新しい味にチャレンジし、客を喜ばせたい」と社の方針を話す。店を任された奥山直人店長(33)と窪田正男副店長(24)もその精神を受け止め、「他店舗でやっていない味にどんどん挑戦し、ラーメン愛好者にも一般の人にも受けるような一杯を作りたい」と意気込む。
平日=午前11時~午後3時・午後5時~9時。土日祝日午前10時~午後9時。042(533)3715。スタッフも募集中。(小澤)