秋川牛の需要広がる ブランド化目指し25年

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八王子カントリークラブの
レストランの秋川牛定食

八王子カントリークラブ(八王子市川口町)のレストランで今月から秋川牛の定食が新メニューとして登場した。お勧めランチメニューとして提供するもので、数量限定。好評だという。
窓の外にコースが見渡せる展望レストランで、良質な肉質の秋川牛を季節の野菜と共に岩塩、海塩、ワサビで味わえる。1980円(税込)。予約すればサーロインステーキ(200㌘)も注文できる。5800円(同)。
秋川牛はあきる野市菅生の竹内牧場(竹内孝英さん経営)で生産される東京都産唯一の黒毛和牛。松阪牛や米沢牛と同じ岩手県産の元牛が、きれいな水と里山の緑の中で約20カ月、手塩にかけ育てられる。地元の松村商店(松村和夫社長、同市小中野)が扱うことで、新鮮かつ最高の熟成状態で消費者に提供している。
旧秋川市が後押しし、ブランド化を目指して25年。秋川牛は全国のブランド牛と同等以上の評価を受けるようになった。
扱う料理店は西多摩から多摩地域、さらに都心へと着実に広がりを見せる。ハイアット セントリック銀座東京内のNAMIKI667では、秋川牛がメインディッシュのコースを扱う。
丸の内のミクニマルノウチでは秋川牛のロティで提供され、贅沢なフルコースの顔になっている。上石神井の和フレンチ Komorebiでは秋川牛の溶岩ステーキが人気。希少価値のカイノミを使用。 富士山の溶岩プレートでレア気味に焼き上げている。(岡村)