公立学校と学習塾が連携 瑞穂町フューチャースクール 都議が視察   確かな学力の定着図る

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職員から説明を受ける清水都議(右)ら

瑞穂町は2015年から学習塾と連携し、公立中学校が運営する中学生を対象にした学習教室「瑞穂町フューチャースクール」を開始した。その後、対象を小学6年生にも拡充。5つの公立小学校でもフューチャースクールが開かれている。
学ぶ意欲を高め確かな学力の定着を図るのが目的。町が学習塾3社と連携し、フューチャースクールを開講。瑞穂中は明光義塾箱根ケ崎教室、瑞穂二中はスクールIE瑞穂校、小学校各校は代々木進学ゼミナールが担当する。
受講者は各小中学校の教室で、学習塾の講師から年20回授業を受ける。科目は中学校が数学と英語、小学校が算数。スクールではオリジナルテキストを使ってそれぞれの塾の特色を生かした授業が行われている。17年度は小中合わせて287人が受講している。負担はテキスト代のみ。
こうした官民連携の取り組みは全国的にも珍しくこのほど、清水康子都議(西多摩)、斉藤れいな都議(南多摩)が視察した。当日は斉藤成宏瑞穂町議の案内で授業を見学し、町教育委員会担当者、塾講師と意見交換するなどし、フューチャースクールへの理解を深めた。両都議は各地の教育施策の好事例に関心を持っており、今回の視察を都の教育行政の充実に生かしたいとしている。(岡村)