誰でも集える憩いの場 こそだてカフェ 秋川のひろば
秋川駅南口そばに、誰でも利用できる「こそだてカフェ 秋川のひろば」(竹内夏聖店長、あきる野市油平)がある。こだわりのソフトドリンクや100円の手作りパンを販売するなどし、子育て世代を中心に話題を呼んでいる。
同カフェは、認証保育所ウッディキッズ(溝口義朗代表、同市秋川)が「子どもにかかわるすべての人に利用してほしい」と誰もが集える場として運営している。施設内にはおもちゃや絵本などがあり、おむつ替えや授乳も可能。親が気軽に利用できるよう配慮している。
毎日販売されているソフトドリンクは、新鮮なハーブを煮出したシロップを炭酸などで割って飲む「ハーブコーディアル」(250円)、同じく自家製生姜シロップで作る「ジンジャーエール」(同)など珍しいものも。もともとウッディキッズで調理を担当していた店長の竹内さん(29)お手製のパンやお菓子がメニューに載ることもある。
特に人気なのは、木・金曜限定のパン販売。子育て中の母親7人がこだわりを持って作ったパンが100円で並び、買い求める客でにぎわう。また母親らが自主的に行う形で、フットジェルネイルや挽きたてのコーヒー販売など、定期的にイベントや各種講座も。施設内の一室は、手作りの雑貨類を展示・販売するハンドメイドショップになっている。
イベント主催者や販売者は売り上げの1割を施設に支払えばよく、比較的低価格でサービスや商品を提供できるのも魅力。「売る方も買う方も喜びになります」と竹内さん。「このカフェのメインの目的は子育て支援。子育て中の母親は家にこもりがちで、気分が落ち込みやすくなる。社会の一員として活躍し、やりたいことをやれる場所でありたい」と話す。
喫茶営業は午前10時~午後1時。午後1時~5時は会員になれば誰でも4時間1000円で貸切利用できる。イベントの開催日程などはインスタグラムで確認できる。問い合わせは042(559)4833まで。(佐々木)